パンチドランカー


なんだか特に書きたいこともなくそれなりに時間が経過していたのでだらりと文字を連ねてみる。

復活&改名後の様子としてはまずまずだが、まずまず過ぎてなんとも波のない感じだ。


5月はどういう風の吹き回しか突如作品が4点も売れる快挙。

様子がまずまずなんて言っておきながらこの数年顔も知らない方に作品を買ってもらったことはなかったので

それはもう嬉しかった。


けどこれは一過性のものであるというリアリティを持たなければいけなくて、2日くらい興奮した後落ち着いた。



制作も一応は大きくこういうシリーズを作るぞ!というものがありつつ

大事な材料がなかなか揃わずで燻っている。



写真をやって、デジタルイラストやって、ここでそろそろ筆を握るかと思いきやデジタル寄りのアナログに向かう。

ストリート盆栽という安易なネーミングだが、作品がどんなものであるかを一言で言い切るにはちょうどいいネーミングだと考えている。


写真は試作段階のもの。



■ストリート

先に言うと私はストリートカルチャーに明るくはない。

だが、ファッションとしてのそれや、街にあるストリートの文化、歴史を見るのは好きである。


スケボーは小学生の頃、死ぬほど欲しくて3年くらい両親に誕生日プレゼントにねだったのを覚えているが

結論から言うと買ってもらったもの、そういったコミュニティが近くになかったのもあり全く上達せず。


たまにいかついお兄様方に遭遇し

ジャンプで板が割れてお尻を縫った怖い話などを聞きながら傍にスケボーを抱えていた程度。

つまり特別深い思い出もなく、どちらかといえば憧れのまま思春期は終えた気がする。


特別その憧れからくる執着は感じないが、ストリートというのはなんとなく私にとってかっこいいもの

と言う感覚はあるのだろう。


特に感じるのは、シャッター街のスプレーによる悪戯や噂では空き巣グループやなんかの暗号とか

どこでそんなもん作ってきたんだろうというようなステッカーたち。


様々な汚しというカスタマイズに、戦いの歴史が刻まれている。

最初は誰だったのか、敵対してる奴のは剥がすとか、あったんだろうか

そこには幾多の人間が干渉した痕跡が残る。



多分そういった人間の痕跡を私は知りたいのだろう。

私の欲望とは知ることそのもの。


金属板は街のシャッターや壁、分電盤といったストリートのキャンバスをイメージしている。

元々はステッカーをキャンバスに貼ってあれこれする案があって、そこから更に掘り下げてこのキャンバス(金属板)に落ち着いた。





■盆栽


盆栽は考えてみればずっと興味はあった気がする。

幼少期は狂ったように木に登り

20歳くらいの頃は仕事で、施設周りの植木をチェーンソーで剪定させられていたが、夢中になってやった記憶がある。

これは盆栽とは関係ないかもしれないが、植物への関心は思えば最近に始まったことでもないなと思う。

少し前に植物園に行ってこんなに素晴らしいものが!となった時、コロナ疲れか。。と少し思ったがそうでもないのかもしれない。


盆栽も実は欲しくて去年くらいからちょいちょい好みのものを探していたりもする。

とにかく盆栽というモチーフは今回のモチーフですぐに使おうと思った。



ストリート盆栽は、元々ステッカーが全て貼られていない状態で作品とするつもりだった。

と言うのも、元々はバウムテストから着想を得ていたと言う背景がある。


バウムテストとは言ってみれば木の絵を描かせて深層心理を読み解こうという心理テストのことで

これを盆栽に置き換えて考えたのがきっかけだった。

前回個展で作成した「BONSAI」と言うANTI AND POP シリーズの一つの後継とも言えるがそれは作り方が似ているであって、コンセプトは異なるものだから別物でいいかもしれない。


とにかく、知りたいという私の煩悩の原型をバウムテストを介して作品に昇華しようと試みた。

テストではなく、作品という媒体に置き換えることでコミュニケーションを図ろうと。



結論現段階では私の意思で一つ一つの盆栽を組み立てた上で展開するつもりでいる。

私の行いとは深淵を覗く行為であり、他人様の深淵にズカズカと入るのは違う気がした。フェアじゃない。



まずは私が私の深淵を曝けなければ作品を通じた鑑賞者とのコミニュケーションには成り立たないと考えた。

そんな感じである。




とりあえず目先の作品は見えているので、それはそれで良いが。

今はとにかく技術が足りなくてできないことが多くて自己評価が下がり気味で

良い作品になるぞ〜という高得点を力不足だ〜という感情が押しつぶしている。


ここのところ、SNSを通じて知ったアーティストさん方が単純に凄すぎて

かっけえ〜超悔しい〜という感じでジタバタしたりしているせいで己の技術やセンスに失望するわけである。


そこで戦っている意識はないものの、私は完璧が好きなので不完全な自分を許せず苦しむ阿鼻叫喚地獄



なんだかんだと文字を書いて満足したので今日はこれにて。

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